新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

職業病

知人のブログで「公共の場所で思わず職業病が出てしまった」というエピソードを読み、思わず自分を省みました。このブログを読んでくださっている方はご存知の方も多いと思いますが、一応日本語の文章を印刷物にしたりする仕事を長らくしております。なので、学校や幼稚園のプリントにミスがあると思わず赤ペンを手に取りそうになることは実際多い(笑)。プロの小説を読んでいるのに、なんとなく句読点の位置をなおしたくなったり、「ここは体言止めだろ〜」と勝手に自分好みにしたくなったり…。でもどれも自分が密かに思ってるだけなので、なんの問題もないですね(ほっ)。
でもこういう話でふいに思い出すのはバイト時代のこと。まだ10代の頃、とあるコンサートホールでチケットをもぎったり、ペンライト片手にお席にご案内〜なんていうバイトをしていた時代があったんですけども。
そのころの職業病はひどかった。
駅のベンチで電車を待っていて「あのー南口ってどこかわかります?」なんて言われようものなら慌てて立ちあがって「こちらの階段を降りていただきまして、右手突き当たりでございます」と(笑)。穴のあいたジーパンの娘が、突然そんな対応するもんだから聞いた方がびっくりするって話で(汗)。いや、説明した自分も驚いたけど(笑)。
クラシックコンサートとかがいっぱいあるホールだったんだもん。冬になるとマダムがクロークにほんまもんのふっさふさの毛皮を預けに来るようなところだったんだもん(笑)。たぶん脅迫的にお上品路線を頑張っていたんでしょうねー。かなり必死だったかと思います。たぶん寝言もソレ路線だったんじゃないかと思うほどで。2年の月日が過ぎる頃には、「自分にはこういうの向かねーなー」ってしみじみと。
でもお陰で、多少のセレブ臭にはびびらないライターになれました(笑)。