新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

ど真ん中

ほぼ日の「あの人の本棚」。
堺さんの2冊目は司馬遼太郎御大の「街道をゆく」。ど真ん中やん…。今までにもあちこちで「街道をゆく」を読んでるネタは出ていたし。もっとストライクゾーンぎりぎりのゆるい変化球でくると思っていたので、あまりの速球ど真ん中にバット振るの忘れた感じ。ど真ん中という裏をかいた意外性には、やっぱり「こやつ曲者じゃ」とおもわずニヘラ〜としてしまう。まあナンにせよ喜んでる単純ファンですけどもね。
にしたって「街道をゆく」ですか。確かにお風呂向きですよね。お風呂で読む本って、どこで中断しても大丈夫なものじゃないと辛いですもん。迫力のある小説なんか読んじゃうと、「あ、この章が終わってから出よう」なんつって逆上せることもしばしばだし。

今ちょうど朝日新聞の夕刊で、司馬先生最後の担当さんのエッセーのようなものが連載されていて、これが結構面白い。司馬先生と歩いたどこそこの街道で…っていう裏話がちょろっと披露されるスタイルで。それを読んでもやはり司馬先生もうちょっと旅したかっただろうなーと思いますねえ。担当さんもそう思ってらっしゃるだろうし。
ここで旅している司馬先生というのは作家じゃなくて記者ですもんねえ。ものごとを見る目線というか、角度というか、そういうのが「ならでは」ですもんねえ。もしかして堺さんの「記者」の役作りにも一役買っちゃったりするんだろうか?なんて深読み。

それにしてもそっか…宮崎は歩いてなかったのか。それを残念に思うのは堺さんだけじゃなくて、司馬先生ご自身もでしょうね。