伝えたいことはある

時々思うんですけどね、日記がすらすら書ける日というのは実は案外なんにもなくて、平々凡々としていて、暇でのんびりしていた日なんじゃないかと。そういう日だと、「あ、これブログネタに」って写真撮ってみたり、「面白そう」と思えば素通りせずに何か拾ってみたり。
いろいろあった日の方がネタがありそうに思えるんですが、そういう日はネタはあっても書けないことが多いです。本気で腹がたったら（滅多にないけど）とてもじゃないけど文章にはならないし、真剣に考えたことなんてとてもじゃないけど言葉にならない。書くことを仮にも職業にしているなら「そんなことでいいのか？」って思われても仕方がないけど、ホントに真剣に考えたことってなかなか言葉にならないものです。何度書いても自分の心の底で思っていることと違うニュアンスになってしまったり、いや寧ろ書くたびごとに思うことが変化してしまい、それを自分自身が追いきれなかったり。自分に自信がないのかもしれないです。思うことはあるけど、あまりにも不確かで。
そういうところをもっと深めていければ良いのでしょうけども、どうもこれは一生かかっても無理な気がしてしまいます。諦めているわけではないんです。生きている限り考えるし、書くし。でも自分の考えをハッキリ言葉で主張できるなんてことは、実は若気の至りってやつなんじゃないかと、狭い世界での勘違いと思い込みがあるから言える（書ける）、イキオイの産物なんじゃないかと今更思うんですよ。年をとればとるほどそういうことは難しくなっていくような気がします。
昔、元新聞記者の先生が言いました「断定できないなら書くな」。「○○だと思う」なんてのは小学生の作文だと…。無論その通りだと今でも思うのですが、でも日に日にそれができなくなっていく自分がいます。
これはもう文章能力の問題ではなく、自分の考えがまとまらない方の問題。思考回路がどっかキレたんじゃないかと思うぐらい、まとまらないんですけど〜。