嵐山の湯豆腐
先日灼熱の京都旅行の記事に「お店の紹介も~」というリクエストくれたへの8姉さん。ありがとう。
調子にのってお店の紹介します。
じゃん。
「松籟庵」さん。
ただただ湯豆腐が食べたかった私が検索しまくってみつけたお店なんですが、いわゆる観光客向けの湯豆腐屋さんじゃなくて、季節感のある目にもステキな懐石で。
この間アップした写真はこちらのお料理。
鱧やら稚鮎やら、ゴマ豆腐やらチーズ豆腐やら…万願寺唐辛子やら鴨やら。季節に合わせてお料理変わるだけじゃなく、器も変わる…(画像検索したら素敵なのが山ほど出てくる!)
8月なので焼きナスの素麺。水をイメージした盛り付けなんですって。手前のキュウリも、ただのうねったキュウリじゃないの!素麺並みに細くスリットが入っていて、お出汁につけて食べたらめちゃ美味しい。私が普段食べてるキュウリとは違うモノだった…。
でもってメインの湯豆腐。生麩なんかものっててTHE上品!て感じが私たちにピッタリ(殴)。てのは兎も角、お豆腐はもちろん、昆布出汁が美味しくてなんかもう家で湯豆腐とかやるの嫌になる。
他にもお塩で食べるおぼろ豆腐とか、湯葉とか、揚げ出し豆腐とか、デザートに豆腐アイスとか、もうお腹いっぱい!っていうくらいいただきましたよ(食べるのに夢中で写真はない!)。ちりめん山椒も自家製ですって。アッサリした控えめな味でご飯モリモリいけた。
ここのお店、お食事が美味しいだけじゃなくて雰囲気も抜群でした。
二人なのに、こんな眺めのお部屋を貸し切りで…。窓から桂川が見下ろせるロケーション。地窓のところに観光の方の舟が写ってるの見えます?食後はそのままここで昼寝したかった…マジで。
なんでも近衛文麿の別邸と言われている建物だそうで。別邸っていうか、隠れ家?っていうくらい木々に囲まれてて、近くまで行かないと存在に気づけないくらい。
つまり…軽く山道。軽くハイキング状態(盛ってないです)。
スマホのマップでも途中で道がなくなる(盛ってないです)。
小さい看板を頼りに「ここ曲がる?」「いや、もっと先!」みたいな感じで、息を切らし不安に駆られながら辿り着くお店なんです(本当に盛ってないですって!)。
暑さと登山で思わずノンアルコールビール頼んじゃいました(ノンアルなのが情けないけど)。
ここはもう食欲と根性がないと無理かもしれん(笑)。今度は母を連れて行ってあげたいなあ~って思うけど、足腰元気なうちじゃないとダメだな(←私が)。
そうそう、そんな私のヘタレ話はさておきまして。
こちらは女将が書道家さんなんだそうです。
床の間もステキ。作品集なんかも置いてあって、お食事運ばれてくる間楽しませていただきました。作品のポストカードもいただいちゃった♪
私たちはある種「誰がこんな暑くて祭りも終わった時期に行くんじゃい!」っていうオフシーズンだったので、サクっと予約できたんですけど、紅葉のシーズンなんかはなかなか予約も取りにくいらしいです。
でもそういう季節に行ってみたいよねーっていう。
翌日、南禅寺の近くの所謂有名店に行って湯豆腐食べたけど(毎日豆腐ばっか)、個人的には完全に松籟庵さんに軍配でした。