新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

明治生まれの大往生

夫の祖母が先週亡くなりました。御年106歳!(なにせアラフィフの夫の祖母ですから〜)
これくらいになると、周囲の心の準備も万端。お医者様ももちろん無理は言わず自宅で過ごさせてくれて、ひ孫数人を含む大勢の身内に見守られながら息を引き取ったのだそう。悲しみよりもその生き様を讃える方向に雰囲気は流れ、なんとも穏やかな葬儀でした。
このおばーちゃん、夫のお母さんのお母さんであり、娘数人プラス息子1人を育てた人。となると…娘はそれぞれの家に嫁ぎ、それぞれの姓を名乗っておるわけです(当たり前)。で、それぞれのうちの子(夫を含む孫たち)の女の子は既に嫁いでいてそれぞれ別の姓を名乗っているわけです(これも当たり前)。となるとですね…。
親戚なんだけど、姓にバリエーションがあり過ぎて、もー誰が誰だか(笑)。ましてや夫などは姓で呼ばずに、町の名前でその家を呼ぶので(←姓が同じだとよくあるパターン)、どれが名前でどれが町名だかわからんことに(涙)。

実際、私も初めてお会いする遠いご親戚(しかもご高齢)がいっぱい〜。で、親族の席から人があふれ、うちの夫なんて孫なのに一般席にまわされたりして(←最初は人が多いから来なくていいと言われたらしい・笑)。いやもうしょうがない。私も参列はしたけど一般席の後ろの方で、なんとか顔だけ出させてもらった感じ。いやー人数多いと、孫の嫁なんて「どこのねーちゃん?」ぐらいの扱い(かえって助かる・笑)。
「因みに親族席に座ってるUおじさんは親戚じゃないから…ま、俺も中学生になるまでは叔父だと思ってたんだけど、よく聞いたら他人だったんだよ。今でも勘違いしてる従兄弟とかいると思う」って夫(笑)。そのUおじさん、もともと近所に住んでた子で、かれこれ60年ほど前にどういう加減か居ついてしまい、おばーちゃんもそのまま自分の子と一緒に育てた…ということらしい。ええそうなんです、おじさんもう70過ぎ…。夫たちが物心ついたときにも、普通におばーちゃんちにいたから叔父さんだと思ってたんだって…。

そう言えば、私の母方の実家にも、遊びに行くといつも叔父さんがいて、親戚だと思っていたんだけど実は他人だったという話があったっけ(笑)。未だにどういう関係だったのかよくわからないんだけど(笑)。
今だったらあり得ないことだよなあ…。
古きよき日本なんでしょうかねぇ。
とりとめもない話になってしまったけれど、なんとなく書いておきたいのでした。