新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

ガンバレ次女

子供の世界、いろんなことがあるもんです。
小学校4年生の次女。クラスの班でちょっとしたトラブルが発生しました。


男女混合5人組の班。一人の男の子を皆で仲間はずれにする…というのが流行ったのだそう。内容は至極単純。皆が紅白帽を被っているのに、一人だけ被ってない…だの、牛乳パックにストローを一人だけ差してない…だの…そんな些細なことを「やーいやーい。一人だけ違ってるう〜」とはやし立てるのだそうです。
ここまでなら、まあよくある小学生の悪ノリだな…ってな感じ。私の子供の頃にもそんなことはあったし、からかう言葉なんかは昔の方がエゲツないものが多かったような気がします。
ですが、その先が昔とちょっと違う。
最近はわざと一人だけ違う状態になるように、周到に容易がされているのです。ある女の子がその子以外の全員におそろいの文房具を配る。そして「皆持ってるよ。入学したとき貰ったじゃん?(←嘘)貰えなかったの?信じられなーい」と、嘘をついてその子だけが焦るという図式。次女は「これあげる〜」と文房具を渡され、そんな意図があるとは知らず「私、お返しとかできないから貰えない」と、お断り申し上げたようで(←安易にモノ貰っちゃいかん!タダより高いもんはない!ときつく言いつけられていて、私のことが怖いのね)、そしたら「じゃあ預かってて。帰りまででいいから」と無理やり手渡されたそうな。
結果は仲間はずれのアイテムでしかなかったと。
小学生らしい稚拙さと、小学生離れした知恵。
そんなことが、いくつか続き。
普段はおとなしめの次女ですがついに限界が来たらしく、若く日焼けしたイケメン先生(←この際関係ないが)に「先生。私、○○くんのことイジメちゃってるんですけど、もう耐えられません!」と、訴えたそうな。訴え方に若干のズレを感じなくもないけれども、よく申し出たと我が子ながら少々感心しました。普段は必要なこともなかなか先生に言えない子なのに(親バカ)。


放課後、娘も含めてこっぴどく怒られたそうです。娘曰く「先生はママみたいに怖かった」んだそう(なんだそりゃ)。と同時に「皆反省してない!先生の言ってることちゃんと理解してない!」とも。私が思っていた以上に娘はまっすぐらしい。
たぶんこの後うちの娘が「あんたが先生に言ったから怒られた」って皆に恨まれるんでしょう。本人も「あーあ、たぶん文句言われるよ」と、事実認識はできている模様。だけど一方で「先生に言ってすごくスッキリした。ずっともやもやしてたから」と、自分のとった行動で自分の気持ちがすごく晴れやかになることも実感できたみたい。何より「先生は皆の嘘も言い訳も全部お見通しだったよ。先生はちゃんとわかってくれた」と、若く日焼けしたイケメン先生(←だからそれは関係ない)への信頼度がぐぐ〜っと上がった様子。うんうん。私もあの先生は若いけど将来有望だと思っておるよ♪


とにかく、良い社会勉強になったんじゃないでしょうかね。ただひとつ、ターゲットになっていた男の子が「自分だけが嘘をつかれてからかわれ、笑いものにされている」ということをあまり認識できていないというオチがついているのがどーしたもんかと。とても純粋に「俺だけ持ってない!どうしよう!」みたいな気持ちで泣いているようなのです。泣きのポイントはそこじゃないぞ!とは思うものの、逆にそこを理解できていないのが救いでもあるのかも。
なんにせよ、こういうイジメの芽みたいなものは、早いうちにガツンと叩いておくのが得策なのではないかと思います。たぶんやってる子もたいした悪意もないのだと思います。けれどもそれこそが遊んでいたつもりだった…からイジメに発展していくんじゃないかな…とも。
難しいですね…。
ただ親ができることは「手は離して目は離さない」ということだけ。とりあえず次女ガンバレ!