新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

盆踊り

夏休みの初日というのは、我が地元では祭と決まっております。それも氏神様の祭礼とか、昔から続く伝統的な行事とか、そういうんじゃなく、数十年前に自治会連合会のようなのが突如始めたモンでして。それでも一応我が地元には、その筋じゃちょいと有名なとあるアイテムがありまして、それを冠にして早朝イベント、昼間の山車引き回し、夜の神輿&盆踊りと二日間盛り上がるのです。私も子供の頃から夏休みのスタートはコレ!と決まっていて、昼は半被来て、夜は浴衣来て楽しんだもんです。
それが、どうも近年怪しい雰囲気に。
お神輿の担ぎ手を余所に声掛けて集めるものだから(地元にはそんな人いない)、地元と関係ない人が飲んだくれて喧嘩始めてたりして問題になったり。挙句の果てには壊れたお神輿を直す予算がないとかなんとかで、お神輿そのものがお蔵入りになってしまったり。いや、そもそも神様のお祭じゃないのに立派なお神輿があるのは地元議員さんの寄付だったりするわけなんだけど(笑)。で、あっちの太鼓連盟とこっちの太鼓の会がモメて地元側が「もう協力しない!」とキレてしまったり、なんの加減か地元じゃない踊りサークルさんが櫓の上を牛耳ってしまっていたり…。
あんまり情報ツウじゃない私ですら、いろいろ小耳にはさんでいる今日この頃。それでもふらりと出掛けて行ってヤキソバ食べて盆踊りするには手ごろなお祭でした。ですが!今日、行ってみてショッキングなことが…。



炭坑節がかからない!!!
東京音頭もかからない!!!


そんなんで一体何を踊れと言うのでしょう(笑)。ぶっちゃけ聞いたこともない曲ばっかりで、踊っているのを見てもなんだかやたらと難しくて、輪に加わりたい気持ちにすらなりませんでしたよ…。知ってるのアラレちゃん音頭くらいだったもん(笑)。案の定櫓の上の踊りの会の人たちだけが張り切っていて、櫓の下に輪なんてできるはずもなく…。古き良き私が子供の頃は最後の方には二重三重の輪ができて、終わるのが名残惜しくてねえ。自治会長さんが放送で「近隣の皆様!お時間は過ぎておりますが、もう一曲だけ!もう一曲だけ躍らせてください!皆さんで踊り納めに致しましょう。炭坑節です!」とかなんとか言っちゃって、なんだかローカルに盛り上がってたもんなんだけどね。
ま、そんな昭和ノスタルジーはどうでもいいんだけども(笑)、炭坑節がかからない盆踊りって何よ。面白くもなんともない。あの単純で一度覚えたら二度と忘れない歌と踊り、老若男女誰でも踊れる炭坑節はどこへ行ってしまったのよ。盛り上がれないじゃないの!そういうことやってるから、踊りを披露したい年寄りと、友達と屯してお好み焼きさえ食べられればいいっていう中高生しか集まらなくなるのよ!
私の大好きな盆踊りはもう過去のものになってしまったのね…しくしく。しょんぼりだわー。