新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

別荘

と、言うとスゴイもんが思い浮かびがちですが。所謂両親の老後の田舎暮らし用の家というのが、栃木県の那須にあります。2LDKの小さな中古住宅ですが、一応家なので生活に必要な最低限のものは全部揃ってます。食器も布団も電化製品も。父が会社を退職してから自分で始めた仕事をそちらでしたり、長期の休みに家族でだら〜っと過ごすのに利用してました(自分で炊事・洗濯・掃除をしなくちゃならないので私はあまり行きたいと思わない・笑)。
実は今回地震があったときも、父は一人でソコにいたんです。もうねー毎日スキー三昧で。ひと月の半分くらいはそちらで気ままに過ごしている状態で。どんだけ暇なん!どんだけ贅沢なん!っていう感じでしたが。まあ帰って来られなくてちょっと苦労したりしました。今は帰宅してボーっとアホのように過ごしています。
そういう別荘が、那須にはたくさん存在していて、それらを被災者の方に使っていただこうという動きが別荘持ちの間に広まってます。

住宅・別荘の「貸し出し支援」広がる 那須から全県へ


別荘オーナーさんたちが自主的に町に申し出て、物件情報を掲示してもらうことになってます(町がそういうことを呼び掛けたわけではないようです)。我が家もさっそく登録しました。
今、那須は福島方面からご家族単位で避難されている方が多くて、スポーツセンターなどが避難所になっているようです。ご親戚とか皆と集団で過ごす方が安心…という方もいらっしゃるでしょうけれども、例えば乳幼児がいて夜泣きで周りの人に気兼ねしてしまうという方とか、病気の方がいらして床で寝るのは辛いという方とか、そういう方に利用していただけたら、多分結構それなりに使えると思います。


上の記事では掲示板のようなところに情報が貼りだされていますが、町役場さんによれば今はもう一覧化されていて、数多くの別荘がわかりやすく登録されているそう。ただ残念なのは、町役場のホームページなどを見ても、こういう情報はアップされていないのです。全国的なニュースや新聞でも殆ど取り上げられてはおらず、知らない方も多いかもと思い、細々とですがアップしてみました。何を隠そううちの両親も「使ってもらえればいいのにね」と言ってるだけで、町に連絡したりということはしていなかったバカタレ夫婦です。言ってるだけじゃ意味ないっつの!というわけで、私が強引に情報収集し連絡させて登録した次第。
もしかして、思ってるのにどうしていいかわかんないでいる別荘持ちさんがいらっしゃるかもしれない!と思いこんな記事をアップしてみました。いや、読者数の少ない個人ブログで書いてどうなるもんでもない気はするけど。お知り合いにそういう方がいらしたらとりあえず「役場に電話してみー」と、お伝えください。そして借りようかどうしようか悩んでいる方!家主への気兼ねは不要です。そりゃただの家なので、母の手作り品が飾ってあったり、近所のスーパーの割引券が冷蔵庫に貼ってあったり、着替えがクローゼットにゴソっと入ってたり、父が過ごしていたので掃除が行き届いていなかったりして(←ほぼウチ限定)、余所の家にあがるような違和感があるかもしれませんが、お願いだから気にしないで!!!家主さんは大概安全なところにいて、何もできないことが寧ろ辛いのです。家主さんの心の健康のためにも、気兼ねなく借りてもらえたらと思います。長期戦が予想されるときだけに、是非。



オマケ:節電行動
光を求めて机をちょっとずつ左へ移動する長女(もとは右側の壁のところにあった・笑)。