新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

長女の卒業式

無事に開催されました。
こんなときなものだから、全員揃っているということそのものに泣けてきて、校長先生の話に泣けてきて、PTA会長さんの話に泣けてきて、子供たちの歌に泣けてきて、結局常にグズグズと鼻を啜るような状態で、花粉症だかなんだか…みたいな状態でした。
でも本当にありがたい。子供たちにはこうして卒業式ができること、家族そろってその日を迎えられたことがどれだけ幸せなことか、それを絶対に忘れずに成長していって欲しいなと思いました。
パイプ椅子の下に防災頭巾を置いての式。その最中に若干余震もありましたが、最早ここまでくると誰もそれくらいでは動じません。「揺れた?」とか確認する人すらいません。ただ粛々と進んでいく式に、寧ろ子供たちの逞しさや落ちつきを感じたりして。
確かに家でも震度3までは誰もなんとも言わなくなりました〜。ただ黙って様子を見て、大したことがなければそのまま日常を送るという状態。会社に行っている夫も、余震があっても連絡一本入れてきませんしねぇ(←それもどうかと思うけど)。我が家では各自が自分の身を守る。不必要に騒がない…というのが自然に身についたようです。人様の迷惑にならないように、落ちついて行動する…それだけですが、子供たちは少し成長したようにも見えます。親の欲目かな(笑)。


そんな中、家に帰ってきたら母がお赤飯を炊いていてくれました。父は2キロほど離れたケーキ屋さんまで歩いて行ってくれたそうですが、当分生菓子の取り扱いはしないとのことで(停電により保存がきちんとできないということらしいです)手ぶらで帰ってきました(笑)。モノも少ない今、ケーキがないことを悲しくは思いません。けれどもそんな父の気持ちを嬉しく思いました。
こういうことも忘れられないひとつの思い出になるでしょう。忘れずに大人になって欲しいなと思う、親としても貴重な体験をさせてもらった一日でした。