新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

深夜食堂 第9回

「世の中は酸いも甘いも長良川」ですって。
俄然楽しくなってきた深夜食堂(←なんだこの先週とのテンションの違いは〜)。
今回はカタギリさんがいなかったとしても十分楽しめた内容で、ストーリーはもちろんのこと役者さんも良かったですねえ…。私がある程度年寄り側に寄りつつある所為だと思うんですが(笑)、熊本課長の回といい今回といい、人生経験に深みのある人の話を、素敵な役者さんが魅せてくれるとそれだけで満足できてしまうんです。無論若い人でも、やっぱり心の深いところを想像させるような内容や演技やストーリーだったりすると、やっぱりグッとくるわけで。
このお話に出てきたローズさんは、何の説教を垂れるわけでもなく。置き土産は平手打ちひとつと、素敵な笑顔。踊り子さんというよりは人生の先輩としての「後悔していない力強い言葉」が皆の心にぐっと染み込むような。私がいつも愚痴混じりに感想を書いてた話と何が違うのかと言えば、やっぱりそこは「迷いなく、後悔しない気持ち」の部分なのでしょう。もちろん長い人生の中では、後悔したり悩んだりしたであろう人が、今あの年齢になってサッパリと前向きに生きているのを見て「年をとるのはいいことだ」と思えるから。そこらへんが熊本課長の第五回と似たような感覚でしょうかねえ。まあ男性陣の回はちょっと女々しいところがいかにも「男性」って感じで、きっと女性よりも男性の方が共感するのでしょうけれども。
何にせよカタギリさんの一句とその後の「お見事」の一言が、これまでの話との違いを如実に表しているわけで。何しろ「人生舐めるな」と苦い表情で言い続けてきたカタギリさんが「お見事」と笑みをもらしながら言うのだから。この日のためにグダグダとしたよくわからん人間模様とも言えない人間模様を見続けてきたのか…と、妙に納得しちゃいました。
そして今回のメインイベントは予告(笑)。
カタギリさん…見るのが楽しみのような怖いような(笑)。いやもうここまできたらどんな話だったとしても喜んで楽しませていただきますけれども…。彼はあんなときでも自分で一句読むのだろうか(笑)。


いや、それにしても今回たったあれだけの出演でありながら、ファン心をガッツリ満足させてくれたカタギリさん。お見事♪