新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

クヒオ大佐

ようやく観てきました。もう今週中に行かないとヤバイ!っていうタイミングです。
で、噂の全裸半ケツとか、付け鼻とか、ヘンな日本語とか、制服姿とか…いろいろいろいろ…楽しもうと気軽な気分で思ってたのに…。
観終わってドーンと、重たい気分になったのは何故…。途中で思わず涙が出てしまったのは何故!
これ、人間の純真な心というか、優しさというか、希望と言うか、救われない切なさというか…そういうものを笑いながら描いてしまうという…かなーり性質の悪い映画だと認識しました。いや、1800円の価値はある!十分にある!観て良かった!と思う。
でも。
でも。
でも。
あんまりお気楽極楽な気分で観るものじゃなかったらしい…。
堺さんのキョトンとしたかわいいびっくり顔が連発されるほど、最終的には切なさ倍増。クヒオの人間性というか内面を、生い立ちから抉るように描いてしまって…堺さんが笑顔になればなるほど悲しいじゃないですか…。
いつも余所様のレヴューは自分が感想を書いてからじゃないと読まないことにしているんですが、もしかしたらこれは他の方のレヴューを真剣に読み漁ってから行くべきだったのかも(今もまだ読んでないけど)。

堺さんが見事に演じ過ぎたのか、脚本が周到過ぎるのか、演出がハマり過ぎているのか…わかんないけどやられた感が満載。立ち直るのに時間かかるわ…私。