新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

五瓣の椿第四回

毎日毎日テレビの感想しか書くことないんかい!という感じの今日この頃ですが、しょうがない(笑)。なんとも豊作な秋です。


全5回の五瓣の椿、今回は4人目のターゲットに近づくおしのちゃんです。
5人目は竹中直人さん演じる浮世絵師。これがもう片肌脱いで座ってるだけですっごい迫力。なんでもこの人、いいな〜と思う女がいたらまずヤル(笑)、で心許したところで好き放題にモデルにする…金に詰まったり、飽きたりしたらポンと捨てたり売りとばしたりする…次の女に移る…。ということを繰り返しているらしく、まあ〜表面的になぞってみると、どーしよーもないヒドイ男ってことになります。
どうやらおしのちゃんは自分から「モデルにしてちょうだい」などと言って近づいたみたいです。しかし師匠ってばいくら頑張っても夜の方のお誘いをしてくれない(笑)。「聞いてた話と違うな〜。このままじゃ殺せないわ」ってなことで自ら言いよってみると。「てめーみてえな小便臭い生娘なんか抱けるかよ」とバッサリ。「色気がねえんだよ」「てめーちょっとおかしいなあ?」と、女に関しちゃ百戦錬磨の師匠はおしのちゃんに不穏なところがあるのを見抜いているんですねえ。
なもんだから、どんなに一生懸命言いよっても全然相手にしてもらえない「描く気がおきねえ」とまで言われて、二進も三進もいきません。
いつも通り母親のことを尋ねると「ありゃあイイ女だったぜ」と絶賛。分かれたのもお互いに飽きたから納得ずくだ…みたいな感じで悪い感じがしません。ついでに女郎屋に売られた別の女にも取材しますが「あの人を怨む気にはなれないの」なんて言われてしまい、戸惑うおしのちゃん。大人の男と女の関係ってのはそういうもんだ…というのが、どうしても理解できないようです。誰も師匠のことを悪く言わないものだから、恨みの感情に迷いが生まれてしまうんですねえ。

そんな折、奉行所の調べは徳次郎さんのいる武蔵屋にまで伸びていて、阿部与力のお調べを徳次郎さんも受けるハメに。伏し目がちになってモゴモゴしてしまう徳次郎さん。横からナイスフォローを繰り出したのは、前回アイタタタな自己演出をしてしまった若干ウザイ女おこよちゃん。しかーしこれにより一層おしのちゃんを疑い出した阿部与力、ついに墓を暴いて蘭医に検分させるというかなり大胆な手に。これによりおしのちゃんは死んでいないことが発覚。焦った徳次郎さんは、必死におしのちゃんの居場所を突き止めました。
おお!ついに役だった徳次郎さん…ではありますが、お店を無断で抜け出して翌日になっても帰ってこないという(笑)。怪しさ全開状態。
しかし有無を言わさず家に上がりこみおしのちゃんの部屋へ突入。仔細を知り「お嬢さん。もうやめてください」「これ以上はいけないっ」と、必死に手を取って訴える徳次郎さん。まっすぐな人やねえ…てか、「これ以上は」って3人までは許すんかいっ(笑)!
「お嬢さん、やめてください」「徳さん、もう引き返せないのよ」と、腰が引けたままひしと抱き合う二人。そのままぎこちなーく倒れこみフレームアウト…(笑)。ぎこちなさすぎるっ(涙)。
でも徳さん、よくやりました!やればできるじゃないか!

というわけで、二人はやることやって、次の瞬間は既に着物もちゃんと着こんで(笑)、その後のアンニュイな語らいタイム(さすがNHKだ)。
ずーっとこうなりたかったんだ、それが叶った、これが私たちの運命なのだ〜と、若干寒いことを口走る徳次郎ですが、おしのちゃんもぼんやりしながら素直にそれを聞いております。こういうときのおしのちゃんの表情がなんだかよくわからないんですよねえ。誰かを殺そうとしているときも、徳さんに思いを訴えているときも、なんかいつも無表情で…。何かを我慢している、耐えている表情なのかなあ〜とも思うんですが、せっかく徳さんといい感じになれてもやっぱり浮かない顔。もーこんな女のどこがええんじゃい!と、やはり今回も突っ込まずには居られません。
すっかりおしのちゃんをモノにできたと満足している徳さんですが、ふいにおしのちゃんは我に返ります。鏡に映った自分の顔に忌み嫌っていた母の姿を見たんですねえ。あの母親の血が自分にも流れている!!!と。女になってしまったおしのちゃんは、さらなる悩みを抱えるのでした…。気の毒だけど、徳さんがそうさせたのよねぇ!責任とりなさいな(笑)。

さて、そんなわけで女に目覚めたおしのちゃん。師匠の目にはそれが一目瞭然らしく(私にはわからず・笑)目の前で言われたとおりにポーズをとるおしのちゃんに「お前、色事を知ったな?」とズバリ。俄然やる気が出てきた師匠は勢いこんで描き始めますが、「もう我慢できねえ」と途中でそっちに気分がシフト(笑)。わかりやすっ!
おしのちゃんも師匠を悪い人だと思えないだけに、心も揺らいでいるようですが、ようやくめぐってきたチャンス。最後の最後はいつもの通りに簪であっさり仕留めました。
てか、徳さん何やってんだ?あそこまでの仲になっておきながら、みすみすおしのちゃんを師匠のところに通わせるってのは男としてどうかと(笑)。まったく!この役立たずっ!
結局思いが叶って喜んでるのは徳さんだけで、おしのちゃんは更に仕事人道を突き進むことになるのでした…。