新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

トライアングル最終回

終わった…終わりました…見届けました。
一言で感想は済みそうだ。


「小日向さんお疲れ様でした」


以上。


ではあんまりですか。そうですか(笑)。少しは書きましょうか。


物語っていったいなんだろう?って思います。辻褄が合って入れはそれで良いのか?という素朴な疑問がむくむくと湧きあがってきました。多少合わないところがあっても心に訴えるストーリーってあると思うんですけどねえ。寧ろそう言う方が「なんか無茶苦茶だったけど泣けちゃったっ!」ってなるじゃないですか。去年の大河とか(笑)。突っ込みどころ満載なのに結局文句いいながら見せどころでは泣いたもんな。

そういうのをすっ飛ばして、とにかく視聴者を惑わせて、惑わせまくっておいて「ほら〜ちゃんと辻褄あってるでしょ?伏線拾えないだろって文句言ってたの誰〜?」って悦にいってない?この制作者(←悪態つきすぎ…すみません)。

でも何にしても、今まで「どうなっちゃうのー」「いや〜んこんなことって〜」って思ったすべては無駄だったと(笑)。しかしこんな強引で無茶苦茶なオチでも「うひゃ〜ん」と思えたのはまるさんの素晴らしい演技。マトモなのか狂気じみてるのかわからないあの表情。冷静になってみると本当に都合いいことしか言ってないんですが(笑)、それでも「気の毒過ぎるっ!葛城パパの方がやっぱり悪人なんじゃん?」って思わせるのは小日向さんの演技力なわけで。やっぱりこの豪華俳優陣には理由があったんですねえ(変な感心の仕方)。素晴らしいっ!ニヤリ顔もヒジョーに効果的だったし(笑)。いっそ実は死んでいなかった(丸さんをハメるために死んだふりしてた!)志摩野も登場してニヤニヤ対決とかしてみたらどうでしょう(嘘)。

あ、相変わらず突っ込みたかったのは、いきなりもう郷田と黒木パパが戦友みたいになってたことかなー。いくら心に傷を負ったとか言ったってイイ大人なんだから、疑いが晴れたなら尚更もっとちゃんとした態度ってもんがないのかいっ!と。しかも黒木パパに堤防の役割を押しつけておいてその態度かいっ!と。まあ、オノレを通してるんでしょうけれども…どうなのよ〜と。ここもやっぱり黒木パパの充血潤目の素晴らしい演技力に力負けして「んん〜男が仕事にかける姿ってやっぱりいいかも」なんて思わされちゃったけど無茶苦茶ですって。

丸さんが捕まった後、電話で指示してきた黒木パパのもねえ。なんすかあれ。黒木パパが進退かけて指示出したら、すんなり聞いちゃうんですねえ。しかもちょっと粋な計らいちっくに演出しちゃったりしてさ。だからってあそこで3人にしますかねえ。上の言葉に弱くて、危機管理能力がいまいちっていうのは、もしかしたら今の警察への痛烈な批判でしょうか。

野球カードの一件はなるほど〜と思いましたし、丸さんが拳銃を奪うところなんかは「わ〜!そんなことまでー!」ってドキドキしましたけれども。その後拳銃奪い返して突き付けるあたりは「ほへ」っていう気分に。すごい詰め寄ってたけどこの人のキャラ考えると絶対撃たないですよね(笑)。いろんな要素を混乱状態にして見せてきたわりに、主人公のキャラは混乱しなかったのでむしろ安心して観ることができちゃったという…皮肉な状況に。

手紙を真面目に書いている秋本くんが気の毒なくらいですが、まあいい人で良かったです(笑)。いつの間にか黒木ジュニアと郷田妹もいい仲になっちゃってるみたいだし。葛城夫婦も良い雰囲気になったみたいで、結局丸さんだけが気の毒なことに。国会議員汚職もとってつけたような状態で、寧ろここまで隠ぺいされ続けてきたことの方が大問題だったハズなのに、そっちはチョロっと「悪い奴が陰にいました」で終了ってのもねえ。黒木ジュニアがサラっと証拠を見つけてくるのに、黒木パパは25年間それができなかったってのもなんだか。いったい誰が有能な刑事なのかわかんないですな。

などと、ぶつくさ文句は絶えないものの、最後エンドロールでタニショーさんとか堺さんがチョロっと出てきたらものすごく懐かしくなっちゃった!まるで大河ドラマの序盤を思い出すが如く!それくらい終盤は、ストーリー的に彼らの存在そのものが必要のないものになっていたってことですね。捕まったことも、亡くなったことも、忘れてしまっていても全然問題ないってことです。でも堺さんの死に顔はやっぱり良かった(笑)。

ともかく終わって良かった良かった。よくぞ見続けられたと思いたい。ここまで混沌とした暴走ドラマも珍しいに違いない…貴重な体験させていただきました。