新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

トライアングル第8話

先週は堺さんスペシャルでしたが、今回は小日向さんスペシャルな雰囲気でした。いやーいいなあ小日向さん。老眼鏡越しの視線といい、「ありえないっ」ってうろたえながら搭乗者名簿を手で押さえるところといい、「アリバイならないよ」ってさらっと言ってのけるところといい、しょんぼりちょっと丸まった背中といい、電話越しの沈黙といい。
堺さんが20年後に、あんなふうに老眼鏡の似合う人になってたらいいなあ〜なんて妙なことを思いましたよ。風貌とか年齢の話じゃなく、そういう「年を重ねた」ことが役の厚みになっていくような人だといいなあ。



というわけで、主人公が一人でジタバタドタバタとひっかきまわしている節のある今回(今回に限らないか)。怪しい人の筆頭だった志摩野社長があっけなく「いい人」で退場してしまったので、ところてん式に黒木パパだの葛木パパだのという他の人々の怪しさが前に出てきた回でした。
にしたってですよ、やっぱりこういうドラマって序盤の煽りのツケが後半に出てきますねえ。あっちこっち突っ込みどころが多すぎて、どこを突っ込めばよいのかわからん。
今更サチエちゃんのお手紙のコピーが出てくるのもどうなのよ。生徒さんが先生を訪ねてサラっと出てくるコピーなんて、事前に郷田がつきとめてたっておかしくないじゃん。痣のある男以外にはめぼしいネタもなく。あ、いや、郷田くんへの告白があったか(笑)。でも今となってはなんだか燃やす意味もあったんだかなかったんだかな内容だし。そもそも小学4年生の女の子の文章か?あれは? うちの娘の書いたもんなんて、もーあれの足元にも及ばない(え?それはウチが低レベルなだけ?)。大人だってあんな書き方しませんよねえ。「私の未来を変えてしまうような〜」とかなんとかって、お前は預言者か!ってなぐらいだし。同じ内容でも4年生にふさわしい文章ってもんがあるでしょーよ。もっと漠然とした掴みどころのない不安感とかさあ。その方がよほど子供が何かの犠牲になったという悲しみは大きくなると思うけどねえ。
郷田も郷田で、今更「実はあの日」なんて今まで隠しておくほどの話だったんかい!な内容だし。秋本くんの証言も今更なんだよ…だし。中華料理屋の元刑事さんも、元刑事とは思えぬ挙動不審さだし(郷田じゃなくてもコイツあやしいなあ〜って思うよなあ)。郷田妹ちゃんに近づく黒木パパもあからさまだし、そもそもそこで何を話したのかを聞くのが先じゃないのか郷田兄!とか思ったり。今更葛木ママが葛木パパのことを「あの人は〜」って思わせぶりに言い出すのもなんだかだし、そもそも警察(郷田一派)は葛木パパにそういう過去があることをなぜ事前に調べておらんのだ?とか思ったり。
どれもこれも志摩野不在の穴を無理矢理埋めるべく、怪しげアイテムをばんばん投入しているようにしか見えないっ(全部志摩野につなげるファン心を許して)。
このまま行ったら、そのうち同級生とか郷田妹とか、丸さんとか黒木Jr.にも前科が出てきてもおかしくないぐらいだ(笑)。もしかしてダークホースは郷田兄か。25年前、弟をかばったふりして自分の罪を隠したとか(笑)。なんと郷田兄は黒木の隠し子で、黒木パパがそれを隠ぺいしてくれたとか(笑)。


すんません。あんまりな展開なので、あんまりなことを考えてしまった(汗)。結局、志摩野殺しの犯人はサチエちゃん殺しの犯人と同一ってことでいいんですかねえ。あんまり考えないで観てるのが一番いいのかも。さあ〜来週は誰が死ぬのかなーっ!(公式のあらすじは見ないようにしております)