新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

2月の和室

気持ちが沈む日はインテリアの話題でも。なんで気が沈んでるのかって…そりゃーもう…朝っぱらからアホくさい夫婦喧嘩でございます(笑)。まったく!男ってやつは!バカは死んでもなおりそうもないわなー!


というわけで気分を変えて。


我が家の和室は床暖房もなく、エアコンもついておりません。リビングにくっついているので、障子を解放すれば温かくはなるんですが、暖房効率悪くなるので、もっぱら閉め切って誰も立ち入りません〜。
そんな和室ではありますが、この季節になるとちょっとだけ華やいだ感じに。

あら、なんか写真がナナメになってます。が、撮り直す気力もないのでこのままで(面倒くさがり屋)。
ウチは子供が娘二人なので、一応律儀に毎年出しております。でも若干縮小の傾向にアリ。実はこれ、私のお雛様でして(本当は受け継ぐものじゃないんですけどね)、昭和な世代を感じさせる(笑)ドーンとでっかい存在感たっぷりの7段飾りでした。去年の画像はこちら
でもスチールの台もサビサビグラグラだし、毛氈も色褪せているし、立派な屏風も破れかけ…とさすがにウン十年の歳月でだいぶボロに。お人形はとても気に入っているのだけれども、これじゃあ〜ねえ〜と、簡単なところだけでもキレイに整えなおしたいなあと常々思ってたんです。
大型店舗でもきっと取扱いはあるのでしょうけれども、やっぱりそういうところは売ることがメインなので、修理だの単品販売だのってのはうたっていないないんですね。で、いろいろ探し歩いた結果こちらの寿鳳人形の東芸さんにお世話になることに。お道具や雛壇を、通販のみですが単品でしてくれてるんです。今回調べてみて、本当に明確にお値段が出ていて単品販売をしてくれるところがないので驚きました。
私はこちらで、桐製5段の雛壇(2段減らした)と、シンプルな金屏風。小ぶりの桜橘と雪洞、毛氈を購入。それなりのお値段にはなりましたが、これで飾り直してみたのが今年のお雛様。なんとなく全体に古ぼけていたのが、ずいぶん華やかな感じになりました。



屏風は蛇腹だったのを枠付きの小ぶりなものに。それに合わせて雪洞も小さく。いまどきの雪洞は電池&LEDで、コードもなくてスッキリ。長時間つけてても大丈夫だし、熱くならないから危なくもない。やっぱり適度に文明の利器は必要だなーと実感。



桜と橘はちょっと珍しい枝垂れタイプ。これもまた結構かわいくてお気に入り。


備品類を一回り小さくしたこと、段数を2段減らして傷んだお道具類をあきらめたことでコンパクトになり、和室にもいい具合におさまりました。7段っていうのは本当に高さが高くて、立っている大人の眼の高さにお内裏様がくるぐらい。畳に座ってしまうと遥か上を見上げないと見えず子供なんてわけわからんのです。かなり圧迫感もありました。それが5段だと胸の高さぐらいまで。座っても違和感なし。
私の母は「御道具飾らないのね」とか「随分小さな雪洞ね」なんてブツクサ文句を言っていましたが、でもやっぱりこういうのはできる範囲でやるのがいいと思うんですよねえ。お人形をないがしろにしたわけではないので、私はこれでいいんじゃないかなーと思ってます。次女は目の高さになったお雛様をそーっと手にとって、「わあ〜お雛様って髪長いんだねえ」なんて言いながら絵に描いたりして楽しそう。やっぱりモノより思い出だよなー。