新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

トライアングル第7話

わーわーわー!このドラマで泣くはめになろうとは…自分のユルユルな涙腺が悔しいです。

予告を見た時に「もしやこれは〜」と思いましたが案の定の展開。
ま、今回は堺さんのプロモーションビデオ的回だったと思えばいいわけで。いやーそれなら、上海の超高層ビルで夜景をバックにワイングラスを揺らすとか、巨大ジャグジーでセクシーショットとか、毛皮でギラギラ系とか、膝の上にモップみたいなネコとか、キレイなチャイナ服のお姉ちゃんに囲まれてきゃあ〜とか、そういうのも盛り込んでいただいても良かったのに(嘘)。

いやいや真面目に見ていこう。堺さんについて書けるのは今回が最後と思われるのでちょっとこまやかに。

前回兄であることを告白し、しかし急遽上海に帰ってしまった志摩野。それを追いかけていく妹&郷田。お約束的展開と、お約束的上海プロモ映像(あ、堺さんじゃなくて上海のプロもだったんだ!)。
郷田たちと4人で会食。ついつい目が佐々木さん…ええとそう秋本に釘づけになってしまい、堺さんの方がおざなりに。久々に出てきたと思ったら最初から怪しさ全開じゃないですか、秋本。志摩野と二人の会話が始まったらなんだかもう二人しか目に入らん(手前の二人の存在感が・笑)。なんていうんですかねえ、特別オトコマエ!っていう顔ではない味のある系のあの二人が(←褒めてます)妙に威圧感があったり、妙に切れ味が鋭かったり、妙に裏がありそうだったりな目つきで対面に座っているのがもう!役者はこうでなくてはいかん!と一人で拳を握ってしまった!
いや、内容的に思いっきりミナシゴ苦労話になっているのはどーかと思ったけど。
翌日の兄妹デートのぎこちなさは、設定的なものというよりは天然かもと(笑)。やたらと優しげな見守るような笑顔の連発の合間に、さらっと中国語でのフォローを出すところが、全然スマートじゃなく、寧ろ若干野暮ったく感じられたのはご愛敬ですかね。でも上海の街が意外と似合ったのはちょっぴり驚き。人ごみの中を二人組になって歩いている俯瞰のショットがあると、最初に目につくのが秋本で、その次が志摩野。雑踏に溶け込まない体質で素敵だったかも!
とは言え、怪しげな男に簡単にカバンをとられるあたりは、全然やり手実業家じゃない〜。無様すぎるぞ!転び方といい、痛がり方といい、やっぱり体育会系は若干苦手意識が(私にある)。
でもそのあと、郷田が奪ってきた拳銃の扱いのきれいさはちょっとうっとりしたかも(笑)。手なれた感じで弾倉(っていうのか?)からタマを取り出すあたりはなかなかでしたわ。ああいうのはやっぱり手がキレイなのもポイントかも。
てなわけで、一番問題な「上海に来てくれてありがとう」のシーン。郷田から自分の部屋のカードキーを渡されて若干戸惑うあたりは「ああこの人優しさに慣れていないのね」みたいな、不器用な男のかわいさが垣間見えて結構ツボ。そしてそれを受け取ってしまったところで「ああこの人何か変わってしまった!」という兆候が。そしてそして立ち上がり振り返ったときの、人間らしいあの顔(←すいません、ボキャブラリーが貧困で)。あれで「わーーーーー!この人死んだわー!」と。この段階で涙が出てくる自分の情けなさよ…。
でも今瞬間のために、志摩野はずーっと何考えているんだかわからない表情を続けてきたんだなーと。ずっと突っ張っていたんだねえ…ずっと頑張って生きてきたんだねえ…と。彼の幼少時代からの健気で、でも目的のために悪いこともちょっとしちゃう姿が走馬灯のように頭を駆け巡りましたよっ(そんなシーンどこにもないのに・笑)。
で「上海にきてくれてありがとう」だもん。なんじゃこりゃーですよ。いっそ殺人事件とか一切なしで、2時間ドラマとかで『生き別れ上海兄妹物語』かなんかにしてくれたら号泣できるのに。

あと涙誘ったのは手紙を読む堺さんの声ですねえ。ああ…素敵。葛城のお母さんへの手紙と、幸さんへの手紙。特に幸さんへの方の「きみの名前を付けたのは僕なんだよ」のあたりなんかもう、悔しいかな涙が止まらん〜。また手紙を書いている姿が、やり手社長と言うよりもどっかの有能な執事みたいに見えちゃって(その前にメイちゃん見てる所為じゃないっ)、こりゃ執事役とかアリだなーと、余計なことまで想像しちゃった。

事件の方はなんだかもう逆に興味が失せてきちゃった。今更秋本が何かを画策しようと、郷田が何を話そうと、黒木Jr.がどっちに寝返ったのかよくわからん設定になろうとかまわないわ。とりあえず、堺さんに死ぬ役やらせるとすごく良いっていうことが再確認できました。

あ、でも今回は絶対に言及しておかねばならない小ネタがありましたな!小日向さん!どひゃーっと驚いてしまいました。志摩野を思い出して「あいついい男だったよな。顔、俺に似てたし」ってやつ(笑)。日ごろから「怒っているのに笑った顔で監督さんに怒られることがある同盟(←そんなのない)」を組んでいるお二人ならでは。

あーそれにしても来週からは何を楽しみに見ればよいのでしょうか。とりあえず小日向さん&佐々木さんに注目かなあ。最終回まで頑張れるか…それが心配。