紅花ノ邨
- 作者: 佐伯泰英
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/07/10
- メディア: 文庫
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おかげで殆どが道中〜山形の話で、江戸は殆どオマケぐらいにしか出てこない〜。あの江戸のみんなの遣り取りがいいんですけどねえ。でも妻になってしまったおこんちゃんは、出来すぎた女になってしまってちょっと面白みがなくなってきてしまったので、調度いいか。
今更ですが、おこんちゃんと磐音は結婚すべきじゃなかったんじゃないか…(笑)。磐音は一生ヒトリモンで良かったんじゃないか…。佐々木道場の養子に入ってドンドン偉くなっちゃって、好き合った筈のおこんちゃんとも結ばれない…という、女難の相出まくりの磐音でいいんじゃないか(笑)。
女難なんだけど、そういう女子たちの幸せを祈って走り回る…って方がむいてる気がする。結婚してマジメに落ち着いちゃった男女って面白くないねー(って何を期待してるんだ)。もっとどんどん闇の存在になって行ってしまった方が「頑張れ磐音!」的な気持ちになれる。主人公は不幸になってナンボだ(笑)。
という話でした(違)。なんて乱暴な読者なんだ…。てか奈緒、なんでそこで姿を消すよ…。あんたもできた女すぎる…。そうだ、この話に出てくる人は全員がすごくよくできた人なんだよね。そういうことだ…。