新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

隠し砦の三悪人

ひょんなことで観ることに。基本映画は一人で…というタイプ。そうなると自分が強烈に「観たい」と思わないと観ないことになるわけで。ですが今回ちょっと成り行きで他の人と一緒に観ることに。
こんなことでもなければ多分絶対観ない(断言)。
映画って選ぶ基準はなんでしょう?
役者で選ぶか?原作で選ぶか?監督で選ぶか?みたいな感じ?勿論作品そのものの魅力なわけですが、観る前に与えられる情報なんて、ストーリーは原作でもなければ掻い摘んだものだけだし、あとは予告とかから匂うものだったりとかで、漠然と「作品としてみてみたい」って思えるってことは滅多にない。結局断片的なファクターから一つでもバチっと来れば一人で観に行くんですが、どれもバチっとこないのに観に行っちゃった。


結論から言って、たまには自分の琴線に触れない作品を観るのも良いものだと。テレビだったらきっと途中でチャンネル変えちゃうか、うろうろ他のことをしてしまうか。でも映画館だとちゃんと最後まで観られる。これはある意味すごいことだ。
いや、悪くなかったです。宮川さんが…。あ、阿部さんも。いや主人公も。でもさあ〜なんか姫が姫じゃないんだよねえ。いやそれも主人公のファンなら胸がキュンとくるんでしょう。つまりそういう補完材料が脳内にないと、ときめかないわけで。
元々がいい話なわけだから、普通に面白いんですけどねえ。こういうのって結局その二人の心の揺れとか、触れ合いとか、自分でコントロールできない方向に気持ちが動く中で苦しみ葛藤するからグッとくるわけで。その動きに便乗できない以上は、感動した〜とか、ときめいちゃった〜なんてことにはならないわけです。


そんなことがよくわかった作品だったりして。「この人が出てるから観る」っていうのが多い私ですが、それは単純に「その人のファンなのよう〜姿が観たいのよう〜」っていうだけじゃなくて、「その人なら人物の心の動きを表現してくれるから」なんだなと。そんなことを再確認。