新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

こいのぼり悲喜交々

こどもの日も近い今日この頃、あちらこちらでこいのぼりが元気に泳いでおりますねえ。
我が家は都会と呼べるほどの場所ではないのに、住宅が密集していて通常どこのお宅もベランダタイプが主流。しかもウチは子供が二人とも女の子なので、こいのぼりには縁がありませんでした。因みに私には弟がいますが、やはりこいのぼりは飾るスペースもないことだし…ってんで兜だけ。因みに謙信モデル(笑)。これはなかなかかっこいい!
さておきまして、つい先日その「飾るスペースがない」という理由によってこいのぼりが30年以上なかった実家に巨大こいのぼりが登場しました。なんのこっちゃですが、弟のところに男児が生まれ、初節句とういことでお嫁さんのお父さんがドーンと豪華なセットを送ってくれたんです。
弟夫妻の家はいわずもがな都会の賃貸マンション…しょうがないので庭のある実家に…つて、庭なんて猫の額ですよ!どーすんだ?と、困った母から私まで呼び出される始末。
しかし孫には甘いもんですねえ〜、「せっかく送ってくれたんだからなんとかしなくちゃ」と、狭い庭に2階の屋根より高いポールを立て、無理矢理鯉を泳がせ……られず(笑)。
だってー!4メートルもある鯉ですよ!ということは、最低でも8メートル四方のスペースがなければ泳げないじゃないですか!ポールはなんとかなっても鯉は泳げませんって!ちょっと風が吹いたら隣の家の外壁を掃除しちゃうんじゃない?
「ムリなもんはムリ!気持ちだけいただいてしまっておけ!」と言う私の言葉を無視して、父は無理矢理鯉をぶら下げました。案の定お隣にパサリパサリと…しかも窓の目の前1メートルに鯉の光る目玉。案外怖いぞ…。「おろせー!近所迷惑じゃ」という私に父は「なら尻尾を紐で下に括りつけておこう」と言い出す始末。あのさ…なんかそれってすごく縁起悪そう。身体はでかいが風が吹いても尻尾が押さえつけられてて泳ぐに泳げない鯉…甥っ子はそんなんで元気な男子に成長できるのか?そんならいっそ小さいのを買って思い切り泳がせてあげたほうが元気な子に育ちそうじゃない?
いや、「元気に育ってくれ」という親戚一同の気持ちさえあれば、きっと元気に育つに違いない…とでも思わなければやってられないゴールデンウィークの珍事。
弟よ、まじでこれはでっかいお屋敷でも買うしかないぞ…鯉にあわせて広ーい家を!