新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

トラブル

家を建てるときは、ある種「こんなにスムーズでいいのか」と思うくらいに順風満帆だった我が家ですが、ここへ来て小さなトラブル続きです。家が出来上がり、カーポートやブロック塀も素晴らしくいい感じにやってもらい、「さああとは庭造りだけ」というところ。かねてよりやろうと思っていたデッキを発注。一緒に植栽も大きな木だけはやってもらうことに…。

しか〜し。本日気のいい職人さんたちが頑張ってやってくれて、貼り始めた板は北欧風のクリーム色の板。「ちょっと待った〜」と思わず縁側から飛び出した私です。ご覧の通り我が家の外観は渋めの民家調とでも言いましょうか。下半分はグレーのような紺のような…という色。これに合わせて注文したのはチャコールブラック♪にも関わらずこのパイン色は〜〜〜!と叫びたいぐらいのびっくり度でした。なんか白樺とかが生えてる山のロッジとかに合いそうな色だったんだもん。
私が恐る恐る「なんか色が違ってるような気が…」と言い出すと、若手の職人さんは笑いながら「それ、気のせいじゃないと思いますねえ」と(笑)。やっぱり変だと思った?
貰ったパース図を引っ張りだしてくるとやっぱりチャコールブラックと明記されているではないですか〜。職人さん、すぐさまハウスメーカーに問い合わせ…。やっぱりあちらの手配ミスだったらしいことが判明。


実はこれまでには結構ないきさつがございまして。
プランニング時と、施工時で担当さんが変わってしまったんですねえ。前担当さんはなかなか面白いおじさまで、しかも何故だか我が家のコンセプトをとてもわかってくださっていて、ブロック塀でも玄関のたたきでも、イッパツの提案が「ブラボー!」っていう感じで手直しナシだったんですねえ。で、その方にデッキのプランニングまではお願いしてあったわけです。で、その後「じゃあ植栽どうしましょうか」っていうところで転勤が決定。現担当さんにバトンタッチ。
ここからちょっと方向が妙なことに。「このあたりに目隠しの木を」と何本か提案をお願いしたところ、出てきたのは予算を3倍ぐらいオーバーしたすごい庭(笑)。芝生あり、生垣あり、飛び石あり、砂利敷きあり、芝生あり、花壇あり、小さな植栽てんこもり、のすごい庭…。で、頼んでおいた筈の坪庭なし(笑)。指定しておいた筈の既存の木の植える場所が違うし…。「違うんですけど」「あれはカタチがあまり良くないので、部屋から見え難い場所にしました」ってうぉおおおおいいいっ。あんたにとっちゃカタチ悪いかもしれないが、あれはちと我が家的には思い出のある木なんだよっ!家を建てるとなったときから「和室の前」と決まってたんじゃい!と切れることはもちろんできなかったので、「すいませんが希望通りにお願いします」と、何故か下手に出る私たち。よく見ると既存でとっておきたかった木も削除になっていて違う新規の木が植わってる。「あ、あの〜ここの木も違っているんですよねえ。あれ、大事な木なんで」とまたしても小さく抗議する私たち。
なんか違う…なんかこのオッサンはびみょーに違う(←既にこういう呼び方)。今まで担当してくれたいろんな方々が良すぎたに違いない…これが普通だ。と思うのですが、やっぱり納得いかないもんはいかない。「兎に角余計なことしなくていいから、希望通りの見積もりを出してくださいな」とお願いして出てきた新しい見積もりは間違ってるし〜。ああんもう!
坪庭プランも忘れてたらしくて、やっつけのデッサン持ってくるし。しかも言ってたのと違う〜。灯篭とか置くな〜!と、さすがにこれには夫がプチっとなって「坪庭はもういいです」と却下の刑が下されまして。ほらー!言ったとおりにやってくれないから、仕事減っちゃったじゃないのよ〜。みたいな状態。

そんなこんなですっかりやる気減退状態で、なんとか着工に漕ぎ着けたわけですが、そしたらやっぱり職人さんへの伝達も悪かったらしく、正確な図面がわたっていない状態。大雑把な図面を元にやると雨水枡に基礎が引っかかっちゃうし。こりゃー!あんたんとこで建てた物件じゃろが!枡の位置くらい確認しとけーぼけー!とは、やはり言えず、罪のない職人さんには笑顔で打ち合わせ。結局その場でどうやってこの事態を回避するか?思わず皆で知恵を絞ってしまいましたよ。結果図面を少し変えて、位置をずらす案でなんとか対応。ステップの位置は間違ってるし〜!職人さんがいちいち確認してくれる良心的な方で助かりましたよう(涙)。

で、もう今日中には出来上がってしまう筈のデッキが、骨組みのみで寂しげに佇んでおります。

それにしたってですよ、間違いが判明したんだから、ハウスメーカーから我が家に電話の一本もあったっていいじゃないですか。「すいません」と一言言ってくれたっていいじゃないのさ。それとも約束の期日どおり、明日必ず完成してくれるって言うのかしら?ああ〜前担当さんが懐かしい…。カムバ〜ック、O氏〜。今頃灯台の見える岬で、頑張ってるんだろうか……。