新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

散文的な人間

って、どんな人?
それにしても「あんたは新聞社のまわしもんか〜っ」と言いそうになる展開(笑)。ほぼ日「あの人の本棚」、堺さんの三冊目は大岡信さんの「新・折々のうた」。

中学生の頃、国語の先生がこれを強力にプッシュして授業に持ち込んでいたのを思い出しました。あの頃の自分にはよくわからなかった。だけど大人になっても何故か新聞では目を通してしまう不思議なコーナー。でも今でもわかっているとは言い難い(笑)。
でもねえ、そんなに好きというわけでもないのに、連載終了となるときはなんだか「え?終わっちゃうの?」ってびっくりしたもんです。なんかこういうのって「永遠に続く」って勝手に思っちゃうんですよねえ…不思議だ。

それにしてもあれですかね。堺さんは巻数モノがお好きなんでしょうかね。気に入った世界観を長いこと堪能し続けられるというのは魅力ですよねえ。そして膨大な量が出ているにもかかわらず「どこから読んでもオッケー」なものがお好みらしいとお見受けしました。これが三国志的なものだったら、やっぱり一巻からちゃんと読まなくちゃならなくなるから酩酊には向かないわけですね。行き着く先は随筆系。しかも書き手のキャラが立っている(というか、キャラが立ってないと随筆は面白くならないということなんだろうな)。モンテーニュにキャラっていう言葉を使うのはしっくりこないけど(笑)。

それはさておき。ふむ。さすが一本筋が通ってらっしゃる(笑)。

つて、次あたり全然違うのが出てきそうだよな。そういう穏やかな騙まし討ちにめっぽう弱いのです。げふん。