新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

居眠り磐音江戸双紙

陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙 1 (双葉文庫)

陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙 1 (双葉文庫)

な、な、なんか面白いっ!なんだろこの読みやすさは〜。半ばマンガ感覚(←もちろん良い意味で)で、するすると読める。しかもなんか出てくる人たちが皆いい味。
ドラマのイメージを持ってしまってから読んだので、一体どんなカワイコちゃんなのかとドキドキしながら読みましたが、小説の磐音の雰囲気はもっと飄々とした感じなんですね。まさに居眠り拳法っぽい人。何考えてるんだか?っていう捉えどころのなさがかなり好みかもしれません。ドラマと原作どっちがいいとかっていうんじゃなく、相乗効果♪足りないところを双方で補完(笑)。
ストーリーがやはり結構練りこんであるので楽しめますね。ドラマみたいにするっとさらっとじゃなく、あっちとこっちがこうなってああなって、でもってこっちはこう出て…っていう小説らしい面白さがわかりやすい。もしかするともともと小説ファンだった方は、ドラマのあっさりとした展開を物足りなく思うかもしれませんね。でも短くまとめる上でのエピソードの取捨選択は見事じゃないかなあと思います。
なんだかドラマも小説も楽しみになってきました。ドラマが終わる頃までに全巻読み終わるように進めてみようかな〜なんて思っている今日この頃です。