新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

風呂問題

実家に居候の身となって早2週間。早くも小さな問題が…。

お風呂なんですがねえ。母は感覚が割りと古風で、「毎日お風呂に入るのは贅沢だ」というタイプ。他のいろんなことでは新しいことにもチャレンジするんですが、お風呂は一日おきっていうのが何故か決まりごと。
実は私自身も一人暮らしをするまではそれに従ってました。というか、絶対的ルールだったので歯向かえません。「なら出て行け!」ぐらいのイキオイです。実際にそれで私が他人に不潔と思われたことはないと思うんですが(言われてないだけで思われてるかもしれないけど)、世の中では「毎日お風呂に入らない」なんて言ったら「え〜!」って言われんじゃないかと思います。この間テレビでもそういわれている人がいたんですよ。だから私も友達にわざわざそれを告白するようなことはしませんでしたが。言わなきゃわかんないんですよ!一日ぐらいなら!
というわけで、私自身は世の中は殆どの人が毎日入る。それは悪いことじゃない…今や時代の流れで当たり前だ…とわかってる。でも母の言うことも一理あり、私自身もそれならそれでそれに合わせてもいいや…と思ってる。てかそういう風に育ってしまった。


というのは前置きで(長くてすまん)。
大変なのはですね、父が孫たちと一緒にお風呂に入りたいらしく「今日は沸かす?」「今日はどうする?」夕方になると母に毎日直談判。そのたびに「昨日入ったでしょ!」とピシャリと言われ「でも孫たちが泥んこで」と食い下がる。「なら○子(私)に聞きなさいよ!」となる。で「どうする?」と私のところへ来る。毎日それが続くわけです。母の顔色を見ながら「ちょっと汗かいちゃってるから、お願いしようかな?」とか「今日はいいよ」とか、双方が気を悪くしないように采配するのが毎日の私の仕事となりました。
実際子供たちはお風呂は遊びの一環なので楽しくてしょうがない。しかもおじいちゃんが遊んでくれるとなると大喜び♪聞けば「入りたーい!入る入る」と大騒ぎ…最初は「かわいい孫の言うことだから」と言っていた母も、だんだん「毎日毎日入らなくちゃいけないもんじゃないんだから!」と言い出し、「どういうシツケしてるの!」と私が怒られるわけで。
たかだか風呂ぐらいで一歩踏み外したら大バトルです。「勿体無いじゃない!水道代もバカにならないのよ」と言われて「水道代ガス代払ってる」なんて言おうもんなら「お金の問題じゃない!」と怒鳴られて家を追い出されてしまいます。
それくらい母は「絶対」なのです。正直、怖いです。


ここへ持ってきてダブルの問題は、私の夫が無類の風呂好きってこと。何があっても風呂に入るおバカさんです。熱があっても、泥酔していても、朝帰ってきて睡魔に襲われていても…何がなんでも風呂に入ります。深夜に帰ってきてお風呂が沸いていないと真冬でもシャワーを浴びます。はっきり言ってバカです。「風邪ひくからやめてー」と言っても「大丈夫大丈夫」と浴びて結局風邪をひきます。
昨夜も既に風邪っぴきで、それを母に染すという荒業を披露しておきながら、一人でシャワーを浴びました。故に母は不機嫌です。
もちろん母はその不満を本人には言いません。「きっとそういう風に育てられたのね」「毎日お風呂を沸かせるくらい余裕のあるおうちだったのね」と意味のわからない嫌味を私に繰り出します。別にウチがお風呂を沸かせないほど貧乏だったわけじゃないと思うし…それにそういう嫌味はちょっとどうかと?

結局ここでも「ああ〜もうバカですまんねえ。困った人なのよねえ」と私は自分の夫をクソミソにアホ扱いした上で「少しの間だ、申し訳ないが辛抱してけれ」と母には歯向かえない。

どんだけ偉いんだ?この母は…と思うけどやっぱり言えない。言うとすぐ泣くから…「どうせ私は馬鹿だし」って。永遠の女の子なのだよね〜。まいったまいった。