新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

美容室(とは関係ない話)

久々に美容室へ行ってきたんですが、ずっと担当してもらっていた方が辞めて遠くへ行ってしまったので、その人が「良かったら次はこの人に」って言ってくれていた方にお願いしました。結構義理堅いんですねえ、私(笑)。あんまりおしゃべりに華を咲かせるタイプでもなく、快適でした。
美容室って髪を切るテクニックや、好みを把握してくれるかどうかももちろんですが、このおしゃべりっていうのも大事なところで。あんまりアレコレ聞かれるの好きじゃないので、適度にしてくれる方がいいなあ〜と。ああいうところの会話で本当に意気投合することってまずないですからねえ。適当に合わせるっていうのをお互いにやってるのも疲れるし。そりゃ普通に世間話ぐらいはしますけども。
いっつも2時間以上かかるので本でも持ち込めばゆっくり読めるんでしょうが、それもあんまりしたくない。というか、なんだろうな〜私はあの雑誌を渡されて、その渡されたものを読むっていうのが好きらしい。普段ファッション誌なんて滅多に読まないので、そういった情報を仕入れるための時間になってるのかもしれない。3ヶ月に1度くらいしかいかないので、ちょうど季節ごとになるし。

そんなわけで何故か今回は主にOLさん向けの雑誌を渡されまして(普段はVERYとかなのに)、「うむ、これはちょっと若いぞ」と思いつつ、OL文化を学びました(って言うほど大げさなモンじゃないけど)。
しかしまあドキっとしたのは、ペラペラとめくっていて突然オダギリが登場したときですよねえ(笑)。心の準備してないのに、突然ドーンと現れるとびっくりしちゃう。オダギリファンを自称しつつも、ファッション誌などの場合はインタビュー内容が大したことがないのはわかっているので、殆どノーチェック。故に何に載っているのかも知らないまま(それでもファンか?)、ペラペラ読んでいるのでホントにびっくりします。一応写真など眺めながらインタビュー読んだりして、でも後ろからの視線が気になって気になって(笑)。もしも「オダギリ好きなんですか?」なんて聞かれたらどうしよう!ってびびりながら読んでる(完全に自意識過剰)。いやお姉さんそんなとこいちいちチェックしてないだろう?と思ったり、いや聞かれたら「好きなんです♪」って答えればいいだろう?と思ったり。それでももしも会話に発展してしまったらどうしよう?

「オダギリっていい味出してますよねえ」なんてきっと彼女は言うだろう(ここから三日月ちゃん並みの妄想IN)。

そしたら私は「そうなんですよ!」と大して気のないフリをしながらしかし胸の中で燃え盛る思いをしゃべりたくなってしまうに違いない。「なんでしたっけ?時効なんとか…あれ面白いですよね」なんてあんまり観てないにも関わらず彼女は知っている情報を私に言うだろう。「そうなんですよ!あれは最高ですよ!」と物凄くお勧めしたくなる私。「でもあの髪型ちょっとすごいですよねえ」と彼女は美容師らしくそっちの話題に触れるに違いない。「警察官には見えないですよね」と一応同意するだろう私。でも「ど、どうですか?美容師としてあの髪型って、どう思います?」と、私は仕事の虫も疼いて余計な質問をしてしまうかもしれない。「いや、似合ってますよ。あの人じゃないと似合わない」なんて本気で褒められたどうしよう(私がどうするモンでもない)。でも逆に「あれはちょっとどうかなあ〜」なんて言われたらちょっと凹むな(私が凹んでもしょうがない)。いや、そのときはあの良さが分からないなんて…と自己保身にまわるかも(私が保身してもしょうがない)。でもそんなことで彼女を軽蔑したくないわ(軽蔑するのか?私は)。

「そういえば映画の東京タワーにも出てますね」なんて話になったらどうしようか?「ええ!観に言ってきたんですよ!良かったですよ」なんてことになって、「私も観てきました。泣けますよね」なんて意気投合しちゃったら顔がにやけちゃうな…。いやでも「ドラマではもこみちくんでしたよね」なんてそっちに話が振られたら話しにくいな…困っちゃうな(別に困るほどのもんでもない)。もしも彼女がもこみちファンだったら余計に話し難いな。

蟲師は観ました?」なんてもうちょっと突っ込んで聞きたくなっちゃうなあ。でも「え?それなんですか?」って言われたらショック大きいな。説明するの難しいしな。いや、彼女は仕事として話を合わせてくれているだけで、別にファンじゃないんだからしょうがない。だけどもしも「銀髪も似合ってますよ」なんて言われたら?「銀髪は髪が溶けるんですか?」なんてまた阿呆な質問を繰り出す私。「あ!それ本人がインタビューで言ってたやつですね?」なんてコアなファンだったら?私以上のコアなファンだったら?「webラジオ聞きました?」なんて逆に濃いこと聞かれちゃって「あ、今うちのPC音が出なくて」なんて情けないことを答えなくちゃいけなくて。「え?そりゃダメですよ。ファンの風下にも置けませんねえ」なんて言われたら…ガーン。ファン失格ファン失格ファン失格…(以下エコー)。

なんていう止め処ない妄想は妄想のまま終わりました(笑)。誰も私が眺めている雑誌のページに誰が載っているか?なんて気にしちゃいない。

ほっと胸をなでおろしつつ、でもこれが「あ、堺雅人好きなんですか?」だったらまた違う展開だろうなあ〜と。「え?知ってるんですか?堺雅人!」みたいな(笑)。その時点で単に調子を合わせているだけの人ではないに違いない!

と、また別の妄想にIN。そういう妄想癖をどうにかしたほうがいいんじゃないかと思い始めた今日この頃。