新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

孤独の賭け第5回

半ば自分へのノルマとして視聴を続けているこのドラマ。視聴率ももちろん悪いらしく、こんなクオリティのものが普通に民法で全国的に垂れ流されていることそのものに電波の無駄遣い感すら感じてしまいます。これはもう好みの範疇どうこうではなく、単純にできの悪い学芸会を見させられる感覚です。わが子が出ていなければ、お金もらったって絶対見ないぞ…というような感じ。私の場合わが子を堺さんに見立てて…うっ、それでもかなり苦しい。

笹野さんが出てくるとそれだけでほっとできるのは、きっとあの東野という役が好き嫌い別にして筋の通った人だからでしょうね。同じように秘書の井川さんとか、青田さん、田畑さんの役も、脇だけにキャラがはっきりしてるのがいい。それに比べて主人公の二人が、どーにも定まらない生き方をしているのが気持ち悪くてしょうがないんですねえ。
意思がはっきりしていて目的のためには手段を選ばない二人…の筈なのに、史上最悪の甘ったれ女にしかなっていないヒロインなんて…苦しすぎる。
主役の二人が、夢を持って、そのためなら手段を選ばずにどんなことでも乗り越えて、どんな人でも踏み台にして、悩みながらも強かにのし上がっていく…筈なのに二言目には泣き言ですもんねえ。地震のときあなたに来て欲しかった…ってぉぉおおおおいぃっ!と又来さん級のツッコミをしたくなっちゃいます。復讐だの夢があるだのいろいろ言いながらそんなオトメちっくなこと言われても説得力が…いや、もしかしたらそういうオトメちっくなことを求めるタイプだからこそ、復讐だの夢だのと恥ずかしげもなく口に出して言うのかもしれないけど…。

おっと、しょーもないドラマをついつい語ってしまったではないか!

唯一楽しみにしていた堺さんのバーテンシーンですが、いきなり「昔、小説を書こうとしていて人間観察のためにバーテンダーを…」なんて言いだすから爆笑してしまったではないか!もうこの際そういう突飛な展開を無理矢理セリフで正当化しようとするのはやめて〜〜〜っと。力抜けちゃうもん。今更別に二郎さんがバーテンやっても驚かないから、もっともらしい言い訳しないでくださいよ…と。第一あんなバーテンしかいない店なんて誰が行くモンですかっ!いや、堺さんがじゃなくって、あんな大学講師が一人で酒を出している店なんて。いやいっそ堺さんが一人でやってる店だったら酒が不味くても文句言わずに通うけど…いや。あれ?なんか趣旨がずれてるな(笑)。ああいうところが学芸会風だと言うのですよぅ。バーテンぐらいちゃんと雇え!と、本旨からずれたところに怒りをぶつけてみたりして。
とりあえず堺さんは、ああいう格好も大層似合うということを確認して終了(笑)。いやなんだか笑顔がいつにも増して気持ち悪く(失礼!)なっているのがあらゆる意味でたまんないですけど。ご本人どういうことを考えながら演じているのか?ここまで脈絡のない展開&役だと、さすがの堺さんもとってつけたような言い訳もできまい(笑)。自分の役の内面を説明しきれないであろう展開に忸怩たるモノがあるんじゃないかと?勝手に推測。

とりあえず千種に向かって「寂しいことを言いますね」(←だっけ?)と、カウンター越しに一言漏らしたその一言だけがちょっぴり胸にぎゅん!とくる堺さんらしい言葉だったなあと、かなり小さいところを突付いて今週の拷問終了。

お疲れ様でした(笑)。