新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

水周り編:洗面所の贅沢

水周りを語るのに現在の家の狭さを言わずにはおれん!というのは先日書いたんですが、その反動で洗面所はとにかく明るく広〜く!しかも脱衣所兼はナシで!という希望がありまして…。脱衣所に洗面台っていうのは便利っちゃ便利ですよね、お風呂上りに化粧水をばしゃばしゃしたりとか、そのまま歯磨きしたりとか。でも脱衣所じゃなくていもいいだろう?とは思ったり。夫が風呂に入っていたら洗面所使うのちょっと遠慮したり(その逆の方が多いか?)ってこともあるし。まあ一応娘二人だしな。
当初あんまり深く考えていなかったので、設計Å氏はとってもスタンダードな案を出してくださいましたが、いわゆる90センチ幅ぐらいで、三面鏡の裏側が収納になっているという洗面台に妙な抵抗を感じた私。コンパクトな空間に収納だの鏡だの照明だのがくっついたアレはある種物凄い機能美ですよねえ(それすらも入らなかった今までの我が家です・涙)。ただ世代的なものかしら?あれを見て必ず連動的に思い浮かぶものがあるんですよ。それは学習机!それもイマドキのおしゃれな奴じゃないですよ。昔の、学習机というものが入学必需品のようにドーンと売り出されていた30年くらい前のアレです。本棚と照明と、何故か時間割表まで組み込まれ、そうそう鉛筆削りなんかまでつくりつけで、引き出し内もあれこれ工夫がされていて、足元にも収納がつき、脇には必ずランドセルかけがあって…。すっごい豪華でした。小さな空間に何もかもくっついている…。でもあれって最初だけでしょう?中学生になったらあの時間割がとてもかっこ悪く思えたりして。インテリアに目覚めた頃の私は(小学校高学年くらいかなあ)あれがとってもイヤで。結局中学入学ぐらいでお払い箱にしてしまい。受験勉強は部屋の真ん中に置かれたコタツでしたもんです(どこがインテリアに目覚めていたのか?)。合間には父が日曜大工で作ってくれた北欧風のシンプルな白木家具もありましたっけ。ちょうどIKEAが家の近くにできたときで、それを見て「こういうのにして」って注文出して父に真似てもらうという…ちょっと自慢の家具でしたが、それはさておき。

「オールインワン学習机=オールインワン洗面台」という、多分私だけが勝手に結び付けているのであろう発想を夫に話したところ「ああ。それそれ。それだよ。俺も嫌い」。ヨカッタ…妙なところだけ価値観が合うらしい。ってことで、最低幅120センチはある洗面台でお願いします…と設計さんにリクエスト。勿論学習机タイプではなくて…ということで当初は完全にオリジナルに作ることも検討。考えてみれば洗面台というのは洗面ボウルと蛇口があればいいわけですもんねえ。しかしこれがまた高くつくんですよ…オリジナルって。で、無論ない袖は振れないので、イロイロ探しました。
そしたらあるじゃないですか、ハウスメーカーオリジナルのなにやらほどに作りっぽいやつが…。展示を見てもなかなか良さそうな雰囲気。「これこれ、これにするべ」と家族会議にて満場一致で決定。しかも幅120センチとか言ってたのが、間取りの都合上何故か2メーター越えのスペースが(笑)。ええ?2メーター越えの洗面台ってさ、なんかスーパーの手洗いみたいじゃない?逆に変な感じ…というわけで、端っこは背の高い収納をくっつけることにして、とりあえず洗面台は180センチに収めることに。
まあそのうち女三人で並んで化粧することもあるでしょうよ…というわけで、スペースだけはやたらと幅のある妙な洗面所となる予定なのでした…。鏡の掃除が大変そうだな。

それにしてもこういうパンフとかモデルハウスとかには騙されますよねえ。きれいな小物が飾ってあったり、あるべきはずの歯ブラシが置いてなかったり。現実はこうはいくまい…と思いつつ、おしゃれな写真にひかれてふらふらとソレに決めてしまうのです。家づくりって怖いわ。