新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

水周り編:風呂の窓

前回のお風呂話で書き忘れたことがあった!「窓」です「窓」。せっかくの一戸建てなんですからお風呂に窓は必需ですよね。換気のこととか考えれば絶対ないと…。しかしですねえ、これは正直なところかなり難しいモンダイでした。私2階(しかも通りがあって向こう側は公園)にしたんだから、覗かれる心配もないし、大きな窓をどーんとつけて休みの日なんか青空と大木眺めながら入るのもいいなあ〜なんて妄想してたんですが。

設「2階なのでしっかりとした面格子をつけましょう」

がーん。がーん。がーん。
私「付けなきゃだめですか?」
設「勿論です。お子さんがいるんですから絶対です」
私「えええでもおお〜」
設「いいですか?お風呂というのは手前にバスタブなどがあって、足のかかる部分が大きいんです。手すりなどもあってですね、こういうのがあるとお子さんというのは条件反射的に上りたくなるものなんですよ。ほらこことか、こことか」

と、実際にショールームであちこち上れるポイントを指摘する設計Å氏。あーーあなたクール過ぎます。シビア過ぎます。私の夢とロマンなど「なんぼのもんじゃい」と言いたげに「安全第一」を掲げてくださいます。

その通りなんですけどねえ…。ええその通りです。昔ありましたっけね、2階の出窓に上った子供が外側に転落したという事故が。確かつい数日前も、ベランダにイスを置いてそこによじのぼって落ちたという事故がありました。
素っ裸でそんなことになった日には目も当てられません(ちょっとポイントずれてる)。
そんなわけで格子採用(涙)。広がる青空は屋上露天風呂でも作らない限り無理ですね。あ、展示場だとお風呂の外側に小さめのサービスバルコニーっていうのはありました。1階だときっちり坪庭でも作らない限りやはり覗かれる可能性を考えると難しい。むむう。贅沢な風呂を作るのは本当に贅沢なことなんだな…。

とりあえず面格子(ラティスみたいなクロスしてるやつ)はスルーして、町屋風の縦格子にするという小さな抵抗は試みてみました。アルミだけれども木に見えて、幅が詰まっていて、見た目はちょっとかっこいい感じのやつ。内側からは外が良く見えるけど、外からはほとんど見えないという、所謂日本らしい発想のやつです。転落防止のためだけにつけたんじゃないんだから〜と自分を無理矢理納得させるための散財。これがすげー高いのよ、びっくり♪

設「高いんですよ、これ」
私「高くてもいいんです!これじゃないと嫌なんです!」
設「まあ後でこれは変更できますから」
私「(変更しないもんっ!)はい」

でもって交換条件は「ブラインドはつけない!」。前の公園の木によじ登らない限り見えませんから!んあこたー気にしませんから(って言って将来子供に嫌がられそうだなあ)。

設「本当にいいんですか?」
私「いいですっ!見えたって!」(ショールームの風呂に入るのを恥ずかしがった女とは思えない)
設「(まったく頑固だな)わかりました。いつでもつけられるように下地やっときますから。必要になったら言ってください」

うっ。なんか見透かされてる?見透かされてるよねえ。
なんだかで、だんだん設計さんの手のひらで転がされている感覚に陥っていくのです。「コイツ絶対後で「やっぱりー」って言うぞ、女はこれだからなあ、とりあえず希望聞いておくか」って思われてるぞ…ちっ。

なんとなくねえ、思うんですよ。こんなつまんないことに拘って後から絶対「ああムダだったわ」って思うんだろうなあって。で急に「ああ白でいいです白で」みたいなテキトーなことを言うようになったりするんですよ(笑)。このアンバランスさ。家づくりってヒトを変にさせると思う。あんまり悩む時間があるとロクなことないかも。
高い買い物だから後悔したくないわ…って思う気持ちが心をかたくなにさせるのね。「2・3軒建ててみよう〜!さあ1棟目!」ぐらいの気分でさくさくっとやったほうが案外いい感じになるかも(笑)。