新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

水周り編:2階お風呂の贅沢

結局1階はトイレ&トイレ内の手洗いカウンターのみとなりました。
ということはキッチン以外の残りの水周りは2階ということになります。別にこれに異論はなかったんですが、思わず最初に設計さんに聞いたのは「お風呂を2階なんかに作って水漏れとか大丈夫なんすか?」。あんたいつ時代の人間よ…と突っ込まれそうな勢いで「まったく問題ありません」との返答。そうだよねえ〜2世帯住宅とかで上下にお風呂があるお家とかもあるもんねえ。すんません。頭が化石なんです。

そんなわけで、2階でお風呂→脱衣所で脱いだ服をそこで洗濯→そのままベランダで干す→そのまま寝室のクローゼットに仕舞う。という素晴らしい家事動線ができあがりました。

でもってお風呂。
希望は一坪タイプ。世の中では標準か、それより狭いくらいかもしれないですが、我が家的にはすごい贅沢です。ただの安いユニットバスですが、半身浴のできる腰掛があったり、鏡を横型に大きくつけてもらったりなかなかの贅沢品。あ、そのハウスメーカーのお取り扱いの中では激安品の類です(笑)。だってそれでも十分素敵だったんだもん。マイナススタートだと何でも素敵に見えるってもん(笑)。
しかしこれを選ぶのも結構気恥ずかしいものがありますよ。「どうぞ実際に入ってみてください」と設計さんがじいっと眺めているところで「失礼しま〜す」って思わず顔が赤くなりましたぞ。子供たちはきゃっきゃ言ってるけどもさ、靴脱いで一歩入るのに微妙な気分。
あっち入ったりこっち入ったり。バスタブに座ってみて足伸ばしたり引っ込めたり(笑)。まあ一坪タイプでも広い広い。バスタブの向こう側に足が届かないのがちと恥ずかしいくらいじゃないですか。それをじっと見ていた設計A氏。「実際お湯を張っていると、浮力がありますからね、その台のところに脚が上手く乗ると思います」って、もお、そんなにじろじろ見ないで!みたいな(笑)。
今度は夫も参入して4人でバスタブに「入れる」「広いなあ」「順番に洗えば楽勝」「ちょっと私出てみるわ」なんてやってると「ご家族みんなで入れますね」って、おーい。なんかやっぱりちょっと恥ずかしいやん!設計A氏、変な光景想像してない?っていう私が自意識過剰…か。
さて我に返って。

真面目な話、ポイントは実は蛇口のあるところですね。広さだのバスタブの形状だのはどれも似たようなもんだし、実際にはどれにしたって私はいいや…って感じ。特別おしゃれなのがあるわけでもないです。本気で個性を出そうと思ったらユニットバスでは不可能。全部つくりにして、それこそタイル一枚一枚を吟味したほうがいいかも。

で、我が家的な問題は蛇口のところの高さです。うちはスポンジみたいなお風呂マットを敷いて、正座して身体を洗う派です。無理矢理子供たちと皆で入っていることからもわかるように、そうでなければ入りきれません。イスを人数分置くなんてことはあり得ない…。円形のちゃぶ台は詰めて座ればいくらでも入りきれる!の純日本的発想です(笑)。ところがです、イマドキのユニットバスの洗面台スペースってのは大概イスに座って使う高さに設定されているんですね。高いのよ、高さが。普通に床に座ると机みたい(笑)。そんなわけで、我が家はそこが低くないとダメなので、選択の余地はとっても狭いのでした。
イスに座って入るのって主流?どうなんでしょう?他所のお宅の入り方って見たことがないからよくわかんないですねえ。

あと謎だったのはシャワーフック。あれも高いところと低いところがありますね?しかもイマドキはそれがスライドで、使う人のお好みの高さに調節できるらしい!でも我が家は下段を収納用に使うだけで、壁からシャワーがじゃーっと出てくるなんてのはやったことがありません。狭いからかな?そんなことしたらバスタブに泡が入っちゃいそうだし、ついでに頭とかってシャワーを駆使して下から横から前から後ろから流したいので、固定は使わない。なんかあれって欧米風?外国のホテルとかで動かせないシャワーがあると、もうイライラしちゃいますねえ。というわけで和風の我が家は正座で洗う。シャワーは取り外して使う…が基本。

一応お湯の冷めにくい魔法瓶浴槽とかってのも見てみましたが「まあどこでも似たようなことやってます。というよりも、今冷めにくいバスタブじゃなかったら商品売れませんから」と、設計A氏ならではのクールな解説。「実際これは人気なんですけどね。まあネーミングの勝利ですね」とのこと。何時間で2度しか下がんないとか、でも他でも下がるのは3度だったりとか(笑)。まあ世の中そんなもん。拘りどころは人それぞれ。うちは洗面台の高さが優先!
これに関してはお風呂そのものよりも、ネーミングって本当に大事…って思いましたね。いい勉強です。そもそも「魔法瓶」って物凄いネーミングですよね。魔法の瓶!秀逸だ。でも勇気がいっただろうなあ最初に考えた人。上司に笑われたりして。「魔法の瓶?そのまんじゃん」なんて言われたり。「他にも考えろ」なんて言われて横文字系とか駄洒落系とかいろいろ考えて、長い会議を経てあーでもないこーでもないで、結局一回りしちゃって元に戻って「魔法瓶で行こう!」なんてことに(想像しすぎ)。
それにしても最初に考えた会社は商標登録してなかったのだろうか?(しなかったらしい)。勿体無い!こんなすごいネーミングなのに…と、もしも登録していたら…と、余計なことに気が行ってしまい、「色はどうしましょう?」に「あ、白でいいです白で。清潔の白!」と二つ返事で適当に決めてしまったのでした…。