新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

米一粒にも神様が

久々に本気で「きゃあ〜」と叫びました。さすがの子供たちがびっくりして寄ってきました「タイヘンタイヘン」って(笑)。
我が家ではお米はこの巨大密閉容器に入れて、食器棚の下のほうに仕舞われています。思えば結婚以来10年使い続けている容器。赤いフタの真ん中をぐっと押すとバチっと閉まってかなり強力に密閉されるので重宝してたんですが。その密閉力への過信が災いしたみたい。10年来私はどうやらこの容器のフタのフチを持って移動させていたようです。棚から出すとき、数ミリのフチに指をかけてヨイショ。が、なんてことよ!今日はその肝心なフタが開いてしまったのです。持ち上げた瞬間、まだ2キロぐらい残っていたお米がばあ〜っとイキオイ良く…台所は大惨事。10年来無事故無違反だったのに〜(何の話だ)。

フタがもうバカになってきているのかしら?と思いつつ、涙拭き拭き片付けましたよ。てか、こういうのってどうしたらいいの〜〜〜ってちょっとうろたえますねえ。呆然と立ちすくみましたもん。風呂掃除で冷水シャワー頭から浴びたときとかと同じで。
とりあえず本日のご飯を炊かなくちゃいけないので、容器に残っている分とか、キレイそうなところを2合分回収。それからとりあえずあんまり深く考えずに容器に戻す…でもさあ、いくら掃除しててもやっぱり台所の床ってそんなにキレイじゃないんですよねえ。細かい埃とかいっぱいです。ウチの場合ネコもうろついているし。いくら研いでから炊くとは言っても、なんとなく気持ち悪いです。何しろ米粒が小さいわけですから、ザルとか使って洗ったところで…。しかも研ぐときまでは濡らすわけにはいかないから、この不潔な状態で保存することになるわけですし。
うーむうーむ。勿体無いけどこれは廃棄か?いや、夫がお茶碗に残した一粒さえも許せない私がコレを捨てるのはすっごい勇気がいる。罪悪感がどーん。拾い切れなくて掃除機で隙間に入ったのを吸っているだけでも胸が痛む…。ビンボー症の強迫観念。どーしよーどーしよーどーしよー。おろおろ。

とりあえず明日のことは明日考えよう。

迷いながらもとりあえずのところ容器に戻してパチンと閉めました。ん?あれ?別にフタはゆるくなってないじゃん?試しにフタのフチを持ってみても普通に持てる。大丈夫。おかしいぞ。てことはつまり、そもそもフタがちゃんと閉まっていなかったということ?確かに持った瞬間外れたもんなあ。はて、前回このフタを閉めたのは…ぬぬぬ。一昨日の晩「ご飯研いでおいたよ〜」と気を利かせて大量にご飯を炊いてくれたのは夫ではないか?結局それは手付かずで残っていたために、昨日は炊かずに済んでしまっていたのよね。

むうう〜〜〜。こうなると忙しい時間にオロオロやってた主婦は、一気に怒りモードになるもんです。「あーんもう!」ぶつぶつ言うだけでは飽き足らず、「ママ失敗しちゃったの?」と無邪気に聞いてくる娘に思わず「パパがね、ちゃんとフタしておかないから零れちゃったのよ」と告げ口モード。
「ママは悪くないよ」「パパなんでちゃんとやらないんだろうねえ」と、すかさずパパを敵視する娘たち…ありがとう!いい子に育ってくれて母は嬉しいよ(涙)。とりあえず女同士の絆を確認して、腹の虫は収まったのでありました…。
世のお父さん方スミマセンね。こうやって親子同盟は作られるんですねえ(笑)。