新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

玄関編

金曜日の深夜にメールでの依頼。締め切りは日曜日中。しかも「出来たら自宅のほうに送ってくださーい」という人を小馬鹿にしたような話。コイツは自分だけ休んで人を動かそうという魂胆なのか?しかもメール送りつけるだけで?私が旅にでも出ていてメールを見ていなかったらどうするつもりなんだ?しかも依頼の内容がまた手抜き極まりないもの…。むぐう〜いくら仏の私でも(←誰もそんなこと言ってない)堪忍袋の緒が切れるというものよ。この方何しろ視野の狭い猪突猛進型の天然さんなので、「これっておかしいよね?」と言うと涙を流して謝ってくれるんですが、根本的な部分を理解していないので同じところにすぐ戻ります。というわけで、むかむかしていて仕事やる気が起きないので家のことでも。これを一般的には逃避と言う。



我が家の間取りなどについて。間取り図を載せるのはいっくらなんでも抵抗あるので、言葉で書いてみましょうか?無謀ですけど(笑)。付随する拘りドコロなんかも。


まず玄関。広さは土間部分が約1.25畳。狭くもなければ広くもないという感じですが、ポイントは横に土間続きのシューズクロークを作ったこと。ここに巨大な天井までの下駄箱を設置すれば入らないものはあるまい!という大雑把な考え方です。そこに傘とかレインコートとかも置けるじゃん?しかも泥つきの箱買いの野菜なんかも置けるじゃん?猫のトイレも置けるじゃん?ローラースケートとか、ボールとか縄跳びとか…とにかく汚らしいものが置けるじゃん?季節ごとの靴の入れ替えもしなくてすむじゃん?
というわけ。ミセスズボラと呼んでいただいてもかまいません。
今の家は何しろ玄関が狭くて、1畳弱しかない上にそこに下駄箱を置いているので、靴は入らない、脱ぐ場所は狭い、猫のトイレ丸見え…という貧乏くさい雰囲気。上に書いた細かいものは結局ポーチとか自転車置き場にぐだぐだと置いてあるわけで、かなり見苦しいわけです。上手く整理して、きっちり見えないところにしまったりとかすればいいんでしょうけどねえ、何しろモノグサなもんで(笑)。大雑把で行きたいんです。だけどキレイに片付いているという見栄は張りたいんです。
そんなわけでのシューズクローク。これでぱっと見のビンボーくささから脱出だわ♪と、よくよく見てみたら土間部分や収納部分、上がり框部分をあわせると4畳半。でかっ!家が大きければこの玄関は普通かもしれないけれど、家が小さいのにこの玄関はでかすぎないか?と、さすがの私も何度か思ったんですが。でもズボラな私がいろんなものを置きっぱなしに出来る空間は他にあるまい…と決断。何も考えてない夫は「すげーかっこいいなあ〜」と無邪気に喜んでます(笑)。

昔の家って土間が結構広くて、そこに外と内の中間的なものを持ち込むことができたと思うんですが、今の家ってそういう中途半端な空間があんまりないですよね。仕事で古い農家さんとか、網元さんとかのお宅へ取材に行くことが多かったときに「なんで今の家にはこういうスペースがないんだろう?」って妙に気になったんですよ。できることなら通り土間なんかも作りたかったぐらいで。もちろんそんな大きな家じゃないんで端からそれは切り捨ててますけれど。まあその発想の端っこがこの玄関になったという感じでしょうかね。

ちなみに土間はメーカーさんの標準では四角いタイル敷き。いろんな色がラインナップされていてキレイなんですが、ここは一つ我が家は洗い出しで。コンクリート打ちっぱなしじゃなくて、洗い出しです(←これ大事)。ここにランダムに割った石(のようなもの)を配置したい…。これ私の希望。かっこよく並べられるといいんだけどね。どうなることやら。
理由はなんとなく…としか言いようがないんですけども。なんかかっこいいじゃん?と。洗い出しって技法そのものがすごくかっこいいものに思えるんですよねえ。別に特別に高いものでもないし。一体それがいかなる風貌となって現れるのか未知数ですけど、出来上がったときにかっこよかったら写真をアップすると思います。しなかったらかっこ悪かったんだな…ってことで(笑)。



因みに、最近設計Å氏も私たちの要望に対して「それは何故?」と聞かなくなってきました。返事がいつも「なんとなく好きだから」とか「憧れてて」とかなので、聞く気が失せたのか。それとも私たちの思考パターンを把握されたのか…。なんにしろこの頃は「ああそれ面白いですねえ」「かっこいいなあ」と調子を合わせてくれる(笑)。大人なÅさんに感謝しております。