ノート

真面目に書けば字は汚い方ではないと思うんですが、少なくともこのノートは汚いですね（笑）。取材用ノートなんですが、言い訳がましく言わしてもらえばこれは「わざと」汚く書いています。一応自分は読めるんですけどもね（←当たり前ですけど）。
ときどき取材中にこのノートを覗き込む方がいらっしゃるんですよ（笑）。自分が話している言葉がどういうふうに書きとめられているのか気になるんでしょうね。もちろん申し訳ないですが一言一句同じようになんて書きとめられるはずもありません。昔速記はやったので、あの頃は一通り速記で書きとめられたんですが今はもう一文字足りも書けません！って威張ることじゃないけど。
極論しちゃえば「書くため」に必要なことだけ書き留めておけばいいのです。一方的に先方が喋っているのならまた別ですが、基本は「会話」なので書くことに一生懸命になっても意味ないんですよ。大体誰でも覚えているでしょう？お友達との会話ぐらい。それを思い出すためのキーワードを書き連ねていくのがこのノート。家に帰って広げたときに会話の順序とか成り行きが思い出されれば問題なかったりするのでした。
そんなわけでノートにはロクなこと書いてません。多分取材を受けた人が見ても意味不明。でもそれを覗き込まれて「今喋ったことをメモっていない。だからその部分が原稿に書かれなかったんだ」って思われるのは心底嫌なので、覗かれても読めないように書いているんです（笑）。そこが書かれなかったのは「面白くないから」です。

でも、「ねえママ。何て書いてあるの？」って子どもに聞かれたところが全部ひらがなだったりすると、ちょっと言いにくいです（笑）