新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

ちょっと苦い枇杷の味

美味いですよねえ。美味い!こういう果物が大好き。子供の頃から好物でしたが、お値段張るのでそうそう口にするわけにもいかず(笑)。なんというか現代でも間違いなく旬のある果物が好きです。さくらんぼ、びわ、もも…。メロンだけは別格で。でもメロンも本当の旬に食べないとそんなに美味しくなかったりしますねえ。
昔本当に子供の頃、食べた枇杷の種を庭に埋めたんですよ。これがもしも気になったら枇杷食べ放題だ!と大はしゃぎで。近所に枇杷の木のあるお宅があったんで、多分それを見ていて思いついたんでしょうね。そしたらなんとちゃーんと芽が出るじゃないですか!単純に食べたものの種から芽が出てくるオドロキとヨロコビがあって、かなり弟と二人で盛り上がった覚えがあります。50センチぐらいまではこまめに様子を見て育ててました。それがある日のこと忽然と姿を消したんですよ。植物が跡形もなくなくなるなんてびっくりじゃないですか。で、あわてて母親に報告したのですが、母も呆然。
ま、犯人は当時同居していた祖母だったんですが。「あんなもん植えたって実なんてなりゃしないよ」と冷たいヒトコト。子供心に「実なんてなりゃしないんだ…」と妙に冷静に受け止めました(笑)。しかし二度驚いたのはそれを聞いて烈火のごとく怒った母の姿。「子ども達が楽しみに植えているものを黙ってひっこぬくなんて!実がなるかどうかなんて関係ないっ!」と。「そうか、実がならなくても育てるのは楽しいよな」と、これまた妙に冷静に受け止めました。度々そんなバトルを目撃しつつ育ったらこんな大人になってしまったよ(笑)。
未だに枇杷は好き。必ずこの一件を思い出すけどさ。