新 お気楽日記

日常を徒然なるままに。

それぞれの会津

GWにちょこっと立ち寄った会津。母が一緒だったので、母の友人のお兄さんのお店というのに行きました。とある老舗で、つまりはお兄さんは生粋の会津人なわけです。お兄さんにお会いすることは叶いませんでしたが、そのお嫁さんという方と母は四方山話に花を咲かせていました。いや、会津まで行って、初対面のおばさまと四方山話を繰り広げる母にびっくり…というか、おばさまもまたイキイキと井戸端会議(笑)。話の内容は上品なんですが、結構入り組んだ話になっていたので私は気を利かせて(笑)そっと抜け出しましたが。だってなんか、親戚づきあいがどうのこうのとか、夫がどうしたこうしたとか、あそこの兄弟はあーだこーだとか。
そういうのはみのさんのテレビとかに電話した方が良いのでは?というようなね。後に母が言うには「彼女も随分と嫁としてのストレスが溜まっているらしい」とのこと。なんのこっちゃと思いつつ、帰ってきた数日後。
母はお友達とそんな会津の話をしたようなのですが、結論として出てきた一つの事実に少々驚きました。そのお嫁さんは、とある西国の藩(あえて藩)の出身なのだそうです。その彼女が何故会津に嫁いだのかは、私には知る由もありませんが、それ故に親族会議などで本人の意思とは関係なく離婚話が出ることもあったのだとか。
母の友人曰く、「別にもうあんなところ住みたいとも思わないわ」とも。
傍から見たらわからないいろんなことがありますよね。良いとか悪いとかではなく、それぞれの会津があるのだなと。当たり前のことではありますが、しかし140年前から、いや400年前から、いやもっと前から積み重なったものの上に生きているのだなということを実感せざるを得ないわけで。
なんとなく思うことがいっぱいある話なのでした。